本日のお茶菓子♪
2005年2月14日(月)
準備中デス★
2004年8月25日(水)
ちかぞうの母は、食いしん坊です。あの親にして、この子あり。
先日 ( 今月15日 ) 畠山記念館でいただいた鶴屋八幡さんの朝顔が美味しかった、と申しましたら彼女、即効 ( ! ) で買って参りましたデス。ははは、つける薬なし。
ところでご覧ください、この朝顔。
そうなのです、鶴屋八幡さんの朝顔のお干菓子には、2種類あったんです。
この前いただいたのは、落雁。今日いただいたのは、琥珀糖。
琥珀糖、というのは寒天に砂糖などで甘みを加えて乾かしたお干菓子であります。表面が硬く、中が柔らかくなるのは寒天の濃度の違いによるのだとか。少し強く押すとピシッとひびが入るさまに、凍てつく水面を思い出してみたりなんかして。蝉の声を聞きながら、冷蔵庫からそっと取り出してしゃりしゃりつるんっ ・・・ 琥珀糖のひんやりとしたおいしさたるや、ああーんっ。たまらない夏の醍醐味であります。
過ぎゆく季節を想いながら、親子3人で朝顔をポリポリいただいてしまいました。控えめであとを引かない甘さが、またよきかな。
ちなみに葉っぱは、薄くて堅い砂糖菓子。食感は、ぽりんっ。
2004年8月23日(月)
本日のお茶菓子は 「 夏木立 」 、ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 でございます。
とろりん葛のなかに二色のあん、緑色と小豆色。緑のあんがなければきっとフツーの水まんじゅう ( 笑 ) 。でも、このひと手間が涼風吹き抜ける木立を想わせるのだから、不思議。
これぞ、和菓子マジック♪
ちょっぴり残念だったのは、今朝がとってーも涼しかったこと。ぜいたくをいえば、暑い日にいただけたら有難さ倍増だったかなあ。
お茶花追メモ: ムクゲ、金水引、ホトトギス ・・・ と、あとひとつ。忘れてしまいました ( 涙 ) 。
お稽古追メモ:
入子点と大津袋。入子点は予定通りだったので予習済みでしたが、今日は生徒が少なかったので大津袋のお勉強まで! 不意打ちは期待通りの結果と相成りました。身体で覚えてしまわないとね ・・・ がっくり。来週は四ヶ伝のお免状の申請をします。少しずつ少しずつ、一歩一歩。
2004年8月19日(木)
お茶のお稽古仲間から、越後土産に 「 越乃雪 」 をいただきました!
大和屋さんのホームページによると ・・・
長岡藩 ・ 牧野忠精侯から 「 実に天下比類なき銘菓なり、吾一人の賞味は勿体なし、これを当国の名産として売り拡むべし 」 と認められ 「 越乃雪 」 の名を賜わったとのこと。米百俵で知られる小林虎三郎も、師と仰ぐ佐久間象山への贈り物としていたとか。高杉晋作が亡くなる10日ほど前 「 ことしの雪見はもうできなから 」 と見舞いにもらったこの菓子を、傍らに飾ってあった松の盆栽にふりかけて雪見の名残をした、なんてエピソードも泣かせるではないですか。
・・・ さて、そのお味は。
指もて粗く弄べばほろほろと崩れ、
そそーっと口に運べば一瞬ののちに姿は消えゆき、
口中、再びその影を求めれば、
なんともいえず上品な甘みが、いつまでも残るのみ。
・・・ 待たれるは雪解け、雪が解けたらあの人に会える。凍えた手で文をかき抱けば、その芳香にしばし陶然と。
イメージとしては、そんな越後娘の恋。フウ。
この 「 越乃雪 」 、越後の上等のもち米でつくった寒ざらし粉に和三盆糖を加え、ご当地の湿気でねかせたものを配合して型で固めてつくるんだそうですが、実に贅沢な味わいでございました。
さすがの高杉晋作も 「 越乃雪 」 を盆栽にかけた後、コッソリ指をなめたと思うなあ。
ところでこのお菓子さん、日本三名菓のひとつです。金沢 ・ 森八さんの 「 長生殿 」 と ・・・ あとは2説あって、松江 ・ 風流堂さんの 「 山川 」 もしくは博多 ・ 松屋菓子舗さんの 「 鶏卵素麺 」 、で三名菓。長生殿は兼六園を観にいったときにいただきましたが、大変美味しゅうございました。山川と鶏卵素麺も、食べてみたいものであります。鶏卵素麺には 「 素麺に似てますが、お湯はかけないで 」 なんて但し書きがあるとか。ほんとかしら。
なんだか食べてばっかりの今日この頃。夏バテ防止にはやっぱり、甘味ですよ、甘味! まだまだ行きます! えいえいおーっ!
2004年8月18日(水)
昨日訪れた服部サンリツ美術館の喫茶室にて、一服のお茶とともにいただいたおやつデス。
向かって左が小布施堂さんの 「 小布施楽雁 」 。
向かって右が桜井甘精堂さんの 「 花逢瀬ひとひら 」 。こちらはキャンディのようにくるくるっと包まれての登場でした。
信州が誇る小布施の老舗2軒。どちらのらくがんも赤豌豆を練り混ぜたものですが、お店のホームページによれば小布施堂さんは特上の栗蜜を、桜井さんは最上級の砂糖に和三盆を加えているのだとか。
となると、徳川三大果の栗の里としては小布施堂さんに軍配?
けれど小布施の古名という 「 逢瀬 」 を菓銘とした桜井さんも、やっぱり素敵だったりして。いやいや、落雁を 「 楽雁 」 とした小布施堂さんだって負けていません。肝心のお味はどちらも香ばしくて、だーりん曰く 「 麦こがしみたい 」 ・・・ ううーん、確かに ( 笑 ) 。素朴な味わいは、甘すぎないところがちかぞう好み。ふたつの大きな違い、といえば噛み心地でしょうか。小布施楽雁は 「 ぽりっ 」 、花逢瀬ひとひらは 「 こりっ 」 ・・・ これってもしかすると、保存の具合によるのかもしれません。
服部さん、ごちそうさまでした。きっとまた、お茶をいただきに参りますね。
追メモ: サンリツ服部美術館の抹茶セットは350円。諏訪湖を眺めてのティーブレイク、展示の名品オーラがすさまじいだけに乙なモノです♪
追メモ: ちなみに徳川三大果とは? 紀州みかんに甲州ぶどう、そして小布施の御献上栗。
2004年8月17日(火)
今日はだーりんと一緒に、上諏訪まで旅してきました。
彼は川崎から、わたしは東京の町田から、青春18きっぷを駆使しての日帰り旅行。今回の目的は、なんといってもサンリツ服部美術館の 「 茶道具の美 『 時代を超えた名品 』 」 展でありまして、日本にふたつしかない和物茶碗の国宝、本阿弥光悦作の白楽茶碗 「 不二山 」 を拝見して参りました。
このお茶碗、光悦さんが愛娘のお嫁入りの際にお振袖に包んで持たせたものなのだとか。よって別名、振袖茶碗。自分で箱書まで付けちゃって、それも作者自らが箱書付けをする 「 共箱 」 の風習はこのときにはじまったというから、光悦パパの娘への愛情は計り知れないものがあります。いいお父さんだなあ、本阿弥光悦。
個人的には、国宝の不二山より、別に出ていた織部の水指の方が好きでしたが、美術館刊行の名品聚に掲載されていないところを見ると、いわゆる 「 名品 」 ではないのかしらん。それにしたって服部一郎さんのコレクションは、それほど大きくない展示室を見終えるとぐったりするほどの充実ぶり。片道4時間の道のりではあれど、きっとまた足を運んでしまいそうな美術館でありました。
オマケその1:
上諏訪駅のホームには、なんと足湯があるんですねえ。
電車を待ちつつ、旅の疲れを癒すにはぴったりでしたよ。
オマケその2:
諏訪、そして諏訪湖といえば 『 本朝廿四孝 』 の八重垣姫のラヴ ・ ステージ! 諏訪湖をバックに、姫を気取ってハイ、ポーズ!
ちなみに後ろに見えるのは、八重垣姫の石像です。すんごいデカくて、びっくし。
2004年8月16日(月)
本日のお茶菓子は 「 秋便り 」 、 ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 でございます。
しっとりとした白生地にほのかに混ぜられた萌黄の生地。なかにはほんのり甘いこしあんが入っています。透明な寒天のうえに小豆がひとつ、そしてその傍らには少し固めの寒天で、赤とんぼがひゅいひゅいーっと。
夏草のなかに湧く泉、涼みにきた赤とんぼ。
嗚呼、まもなく秋なんだなあ。
味一徹! なんて立場で語ってしまえば、上にのっている寒天たちは必要ないようにも見えるでしょう? いわゆるビジュアル重視のただのお飾りだな、と思いました、ちかぞうも。そんな風流を解さないようでは、和菓子を食す資格はないと言われてしまうかもしれませんが ・・・ と~ころがどっこい、和菓子ワールドはそんなにペラペラなものぢゃなかった! 口に含めばわかる、寒天の歯ざわり舌ざわり、これぞ甘味にて涼むということ。かすかな涼感こそ、まさに 「 秋便り 」 だったのでありマス。
じじーんっ ・・・ 和菓子の世界は深いですねえ。
寿寿喜家さん、いつもありがとう。
お茶花追メモ: ムクゲ、金水引、嫁菜菊 ( = 薄紫色の野菊 ) 。
お稽古追メモ:
今日は入子点 ( いれこだて ) 。柄杓も棗もあらかじめ棚に飾りつけておき、新しい曲げの建水に茶碗を仕込んでお茶室に入る、また最後は建水のみを持って下がる。つまり立ち居が少なく、お道具の運びも通常より楽にできるように簡略化されている。よって年少者やお年を召した方、ハンデのある方にも親しみやすいお手前とのこと。正座をせずに済む立礼なども含め、こういったユニバーサル茶道 ( ? ) は案外知られていないような。来週も入子点を勉強します。
2004年8月15日(日)
本日、畠山記念館の夏季展 「 季節の茶道具取り合せ 」 を観て参りました。
雨漏堅手茶碗に黒楽茶碗 ・ 一入作 「 馬たらい 」 、尾形乾山作のゆいほこ香合などは一度拝見したかったものばかり。そんな憧れの逸品がずらりと並んでおりまして、あまりの嬉しさに貧血モノの取り合せでございました。
そんな高まりを静めるべく、お茶券 ( 400円 ) を買い求めましてフウと一服。2階の展示室では、掛物などを眺めながらお薄がいただけるってご存じでした?
で。
お茶菓子は鶴屋八幡さんのらくがん、朝顔でした。あまりの可愛らしさに、スケッチスケッチ!
畠山記念館、いつ訪れても茶の気が満ち満ちていてダイスキ! このお茶菓子が、実は美術品鑑賞を超える楽しみのひとつだったりもして。ウフ。
2004年8月13日(金)
矢部良明先生著 『 すぐわかる茶の湯の美術 』 ( 東京美術 ) を読んでいます。
さすがにすぐにはわからないのが茶道。けれどもこの一冊を持っていれば、茶道具関連の展示がン倍も楽しめるのも本当です。お道具の各部の名称などなど事細かな説明は、素人としては実に実に有難い限りなのであります。
あまりの細かさに、ところどころ閉口しかけた箇所もなかったとはいいません。そういえば、歌舞伎通のおじさまに言われたことがあります。
「 まずは、すべてわかろうとしなくていい 」
完璧を求めることは大切だけれど、分不相応に自分に期待してもはじまらない。これは、お茶をはじめてからよく考えるようになったことデス。極めることなど到底ムリな世界の心地よさ、というか、自分の居場所 ( = 修行の場? ) が確かにある安定感とでも申しましょうか。静かなる向上心を胸に、日々是好日。
結論。 『 すぐわかる ・・・ 』 を読んですぐにわかることは、茶道がすぐにはわからないということ。そのために、わかりやすく解説をしてくださるのがこの本。先生の文章、いつも拝見しています。矢部先生、どうもありがとう。
2004年8月9日(月)
本日のお茶菓子は 「 水まんじゅう 」 、ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 でございます。
この水まんじゅう、ぷるんぷるんの葛寒天 ( ? ) にほんのり甘いこしあんが 「 涼をとるために生まれてきたの 」 とささやいてくれる感じ。浴衣でいただきたい甘味ナンバーワンかもしれません。凍るような湧き水で冷やしていただきたいものならナンバーツーでしょうか。もちろん、ナンバーワンは西瓜です。
暦の上ではもう秋。まもなく、この熱い夏も過ぎ去ってゆくのです。水まんじゅうとも来年までサヨナラ。お口をもぐもぐさせながらめぐる季節をいとおしく想うのは、やっぱりちかぞうが食いしん坊だからかしらん。
お茶花追メモ: ムクゲ、ホトトギス。
お稽古追メモ:
今日は七事式の且座之式 ( しゃざのしき ) 。且座とは禅語で 「 ちょっとお茶でも 」 といった意味とのこと。客3人に東 ( とう = 亭主 ) と半東 ( はんとう = 亭主の補佐 ) の5人で行い、次客が花を生け、三客が炭をつぎ、続いて正客が香をたき、東が濃茶を、半東が薄茶を点てます。お花、お炭、お香、濃茶、薄茶とお茶の大切な要素がこの一座に含まれ、先生のおっしゃるには 「 それぞれが他人の所作をとやかく言うのではなく、自らの役割を全うするための修行 」 なのだそうです。
また今日ははじめて、三客として炭つぎをさせていただきました。以前、炭付花月で先輩がなさっているのを拝見したことはありましたが、自分でやってみるとこれが本当に難しい。気持ちとしては人様のことなんてとやかく言っている余裕なんてなーいッ! というのが正直なところ。まだまだ精進、精進です。来週は入子点を勉強します。
2004年8月6日(金)
目下お茶道具ブームのちかぞう、昨日は淡交社から出ている 『 茶道具の世界 1 唐物茶碗 』 を読んでみました。
このシリーズは、写真が多いのがうれしい。
厚くない本なのに1500円もするのは痛いけれど、情報量を考えればそんなことを言ってちゃいけませんね。それにきっと、名器を撮るのにものすごーくお金がかかっているでしょうし。この前、知り合いの編集者さんに聞いたら、いいモノになると1カットでン万円は当たり前なんですって! ひょえーっ! みなさんも美術関連書籍は心して買ってくださいね :) 。
なんて、エライ即物的なお話をしてしまいましたが ・・・ スミマセン。
この本を読んでいて、印象に残ったのは 「 超克の美 」 ということば。責任編集者の矢部良明先生は、こんな風に述べておられます。
「 ・・・ 結論からいうと、日本人の美的精神の成熟が、一見、美しくないもののなかにこそ、新しい美を発見せしめたのであったと述べたい。具体的にいうと、 『 誰にでもわかりやすい永遠の輝きをもつ荘厳な美しさ 』 を捨て、見ていくうちに 『 見れば見るほど奥の深い美というものは、一見したところ、無表情に映る美のなかにある 』 と見抜く人たちが世にあらわれた。 ( 中略 ) 筆者はこの美のことを、日本人が獲得した 『 超克の美 』 と称している。 ・・・ 」
これは日本人の価値観の大転換 ―― 先生のいうところの 「 中国宋 ・ 元代の茶の美学の申し子 」 である曜変、油滴、玳皮盞 ( たいひさん ) をもてはやした時代から、 「 日本人が自己啓発して発見した茶の美学の申し子 」 である灰被 ( はいかつぎ ) 天目を重んじる時代へ ―― について説明していらっしゃるくだりなのですが、果たしてこの 「 超克の美 」 をいつか、わたしも感じることができるようになるのでしょうか。
そしてわたし自身、いつか 「 超克の美 」 を体現することができるのでしょうか。
中国どっぷり小姐が、中国マニアな大和撫子となるべく修行してマス。そして今日も精進精進。目指すは 「 超克の美女 」 ってなことで、はりきってくぞお! えいえいおーっ!
2004年8月2日(月)
今日は半月ぶりのお稽古でした。
本日のお茶菓子は 「 金魚鉢 」 、 ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 でございます。
なんとも可愛らしいお菓子で、ちかぞうなんてキャーキャー言っちゃったのですけれど、先生のおっしゃるには 「 ご銘がちょっと ・・・ 」 。曰く、直接的に過ぎるんですって。もうひとひねりあるとお茶席にふさわしいとのことでした。たとえば錦玉、縁日、夕涼み。確かにその方がずーっと、趣を感じさせるから不思議です。
とはいっても寿寿喜家さん、ガンバってます。
ご覧ください! この断面を!
手が込んでいるでしょう? 白あんとあずきあんと寒天と小豆がいっぺんに食べられるなんてっ! 幸せだなあ。
寒天で涼をとりながら、熱いお抹茶で一服。ススーッと背筋がのびて、ナゼか汗も一緒にひいてゆきます。夏ならではの至上のひとときです。
お稽古追メモ:
「 長緒 」 。胴の平たい大海 / 内海茶入に、長緒のお仕覆を用いる。大海の扱いは平棗に似る。長い緒の結び方、まとめ方などはおいおい ・・・ 指の細かい動きが多く、なんだか頭によさそうなお手前でした :) 。お裂地は鶏頭金襴、お茶杓のご銘は蝉時雨。来週は且座之式、とのこと。
お茶花追メモ: ムクゲ、水引、金水引。お花ではありませんが、お水屋に葉蓋に用いる葉 ( サトイモの葉? ) もありました。お水指の蓋替わりにする夏のお手前があるのだそうで、葉には露をのせて涼しげに。また蓋を建水に捨てたあと、水指のなかの水を見せることもおもてなしだとか。十一代玄々斉の創案だそうです。いつかやってみたいお手前です。
2004年7月31日(土)
昨夜遅くに、世界文化社の 『 はじめての茶の湯 ― 1 入門・茶碗の見かた 』 を読み終えました。
興味深くて結局1日で読んでしまったけれど、だからといって内容は覚えきれるものではなく。とはいっても、せっかく読んだからには何かひとつ、覚えたいじゃないですか。
曰く、
「 今日では、この字が読めるか読めないかが、数寄者茶人であるかないかのバロメーター 」
という焼き物の名前くらいは、せめて。
その名は ・・・
『 熊川 』
・・・ うーん、クマカワ???
いえ、コレで 「 こもがい 」 もしくは 「 こもがえ 」 と読むんだそうです。
思いっきり、数寄者茶人失格でスミマセン。
その由来は朝鮮半島慶尚南道にある、熊川でつくられた焼き物だから。ただ実際には熊川が産地ではなく、熊川の港から積み出されていたための間違いだったそうですが ( 中国の天津甘栗みたいなものかしらん ) 。そして熊川港というのは、室町時代には釜山以上に貿易港として栄えていたのだそうで、古くから倭館なども設けられ、日本人の往来も多かったとか。
で、当時の人々がこの熊川を 「 こもがい ( え ) 」 と発音したことから、そんなバロメーター色満載な読み方になってしまった、と。
でもこの 「 熊川 」 。現代朝鮮語でいえば 「 ユンチョン 」 ? 日本語でいっても 「 クマカワ 」 です ・・・ あちこち調べてみたのですけれど 「 こもがい 」 と言っていたという 「 当時の人々 」 が具体的に 「 いつ 」 の 「 どこ 」 の 「 どんな 」 人々だったのか、ちっとも探し当てられないのです。
嗚呼、それとも 「 クマカワ 」 って100回くらい言えば 「 こもがい 」 になりますか?
一体、どこの誰が 「 こもがい 」 なんて呼んでいたのか。どなたかご存知の方があれば、ご一報ください。ヨロシクお願いしまーす!
追メモ:
熊川の特徴をば ・・・ 胴がふくらみ、口が端反りになったもの = 碗形端反りは一般に熊川形 ( こもがえなり ) と呼ばれる。熊川には真 ( ま ) 熊川 ( 例: 千歳 ) と鬼 ( おに ) 熊川 ( 例: 西王母 ) があり、概して前者は形が端正で安定感があり高台が高く、後者は自由な形をして高台が低く、火間 ( 釉抜け ) をみることができる。また熊川はしみ = 雨漏りじみが出やすく、景色として賞翫される。見込みに鏡 ( 見込みの円形の落ち込み ) があることを約束とし、鏡の小さいものによい茶碗が多いとされる。
2004年7月30日(金)
ときどき、あっちとこっちでおベンキョしたことが、バババババッと電光石火のごとくつながってうれしくなることってありません?
というのも。
目下のちかぞう、ごく個人的にお茶碗ブームでして、本日も世界文化社の別冊家庭画報 『 入門・茶碗の見かた 』 なんていう本をパラパラとめくっていたのです。
すると ・・・
「 兜巾 」
・・・ な~んてコトバが出てきたんですね。
なんでもお茶碗の下についている台の部分 ( = 高台 ) の内側中央が突起状に出ているものをそう呼ぶんだそうで、高麗茶碗などに多く見られるとのこと。兜の巾、と書いて 「 ときん 」 と読むのだそうですが。
お茶碗鑑賞1年生のちかぞうにとっては 「 兜巾 」 って一体なんぢゃこりゃ? のハズのシロモノなのです。
が。
「 トキン 」 って、妙に耳になじんでいる言葉だったんですよ。
トキン? トキン? トキン? トキン?
「 額に戴く兜巾は如何に 」
「 これぞ五智の宝冠にして、十二因縁の襞を取って是れを戴く 」
ああーっ! 『 勧進帳 』 の富樫の台詞だあっ!!!
そうなんです! 歌舞伎の 『 勧進帳 』 で関守の富樫が山伏 & 強力姿の義経一行を怪しいと睨み、弁慶に仏教のアレコレを問答する、あの手に汗握るシーンのなかで登場していたのです。 『 勧進帳 』 のMDはたまに仕事をしながらBGMで流しているだけだったのですが、なんといっても団十郎おじさまの弁慶に仁左衛門サマの富樫 ( 正確には孝夫さんを名乗っていたころの録音ですが ) ですもの。心とカラダに染み入らないワケがないではないですかっ!
そして回りまわって今日、思わぬところで実を結んでくれたのでした。
じーんっ ・・・ 大感激。。。
高台内の 「 兜巾 」 の名も、やっぱり修験者のかぶった兜巾 ( = 頭巾 ) に似ていることに由来するのだとか。またそれによって香合の形状をいうこともあるんだそうです。
こういうことがあると、またちょっくら本でも読んでみるかって気になります。歌舞伎にもがしがし行っちゃおうかってやる気にもなります。これぞ、うんちくスパイラル。また螺旋グルグルになれるときを目指して、精進しちゃう所存でゴザイマス!
2004年7月18日(日)
今日は、OZONE10周年記念イベント 「 夏の大茶会 」 に行ってまいりました。
新宿パークタワーにあるリビングデザインセンターOZONEが送る、世界のお茶を楽しむためのインテリアとティーウェアの展示会。買茶会あり、陶器作家さんのギャラリーあり、なかなかに愉しめました。
が。
ひとつコレはどうよ? といったモノがありまして。
キヤツの正式名称はたしか ・・・ 和茶カフェ。
この和茶カフェ。バーミックスに似たミキサー仕掛けで、先っちょに小ちゃなお茶筅が付いております。売り子さんによればスイッチをオンにすれば手間ヒマかけず、あっという間においしいお茶がたつんですって。なんとまあ、便利なこと!
でも ・・・ ここまで省力化してしまってよいものやら?
茶筅ロボで省きたかった力って、一体ナンの力なのでしょう?
なんてティーバックでお紅茶を入れたり、ときにはインスタントコーヒーを飲んだりしているちかぞうが言えるこっちゃないかしらん。でもせめて大切な人にお茶を出してあげるときは、しっかり 「 暇つぶし 」 した一杯を差し上げたいものであります。
2004年7月12日(月)
本日のお茶菓子は 「 夏衣 ( なつごろも ) 」 。ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 でございます。
薄い紫に涼やかにかけられた澄んだ寒天。紗のお着物を上品に着こなしているなんていったら、ちょいと艶かしすぎますか。
「 をしめどもとまらぬ春もあるものをいはぬにきたる夏衣かな 」
素性さんのこの歌でふと思い出しました、遠い夏の日の恋。夏の恋はうまくいっているとサイコーッだけれど、ひとたび失恋の憂き目をみると太陽がギラギラ照り付けて、逃げ場がなくて日向で焦げ付いてしまう。そんなときに噛む夏衣の味はしょっぱくて砂がジャリッとして、お日さまの香りがひどく切なかったものです。
追メモ: ちなみにこのお菓子、楊枝で切ってみたらこんなでした。
・・・ ちっとも風流に描けなくて申し訳ないですが、あんが変わり玉のように重なっていてとってもきれいだったんですよ。
お茶花追メモ: ムクゲ、緋扇、糸水引
お稽古追メモ:
炭付花月。まず花が亭主、月が正客なのはいつも通り。茶室内で最初に月を引いた人がお炭をし、花を引いた人はその後にお薄を。亭主は花の位置に入るため、入れ替わりの際には動かず。お炭手前+お薄3服。お薄のみのため、茶入と棗の交換などはなく、後半は平花月と同じ。炭がはぜる音というのは心が引き締まりつつ安らぐ ( 矛盾しているかしら ) 。
2004年7月6日(火)
らくがん、というお菓子があります。
森八さんの長生殿、虎屋さんの推古、両口屋是清さんの二人静。鶴屋吉信さんの季節のお干菓子も素敵 ・・・ お気に入りをあげればキリがないかしらん。
何故に、今日はいきなり 「 らくがん 」 なのでしょう?
というのも昨日、お茶のお稽古帰りに先生に呼び止められまして。
「 この前、中国七弦琴のコンサートに行ったら 『 平沙落雁 』 というとっても美しい曲があって。落ちてゆく雁の様子がぱーっと目の前に広がるようで、感激したの 」
お稽古仲間のあいだでもわたしの中国好きは知られているところなので、こういったお話はたまにあるのです。
そして先生が続けておっしゃるには。
「 ところでね、お菓子のらくがんってどうして落雁っていうのかしら。不思議に思ってしまって。ちかぞうさん、ご存じ? 」
いえいえもちろん、知るはずもなく。
そんなワケで調べてみました、らくがんの謂れ。
★ らくがんとは?:
中国元代の 「 ハルウェー ( 哈耳尾 ) 」 という回教徒の食べ物が中原に伝わり、明代には 「 軟落甘 ( なんらくかん ) 」 という菓子になったといわれる。日本にもたらされたのは室町時代と考えられ 「 軟落甘 」 が 「 らくがん 」 に転じたとされる。
★ ではナゼ落雁?:
往時、らくがんは木枠のなかに胡麻をまき、その上に砂糖と穀物の粉 ( もち米など ) を練った生地を入れて押し固めて作っていた。できあがりを枠から逆さにあけたときの景色が白い生地の上に胡麻が転々と映え、近江八景の堅田落雁の情景に似ていたことから 「 落雁 」 と称されるようになった。
( これには諸説あり。後陽成天皇が献上されたらくがんを気に入り 「 白山の雪より高き菓子の名は四方の千里に落つる雁かな 」 と詠んだから、という説もある )
★ 近江八景? 堅田落雁?:
中国北宋の頃に成立した画題 「 瀟湘八景 」 に倣い、琵琶湖周辺の8つの風景を描いたもの。瀟湘八景とは中国湖南省にある洞庭湖の南、 瀟水と湘水という2つの川の流れるあたりの情景を四季、四時によって8つ選び取ったものである。
堅田落雁とは近江八景のひとつで、干潟に舞い降りてくる雁のようすを描いたもの。、瀟湘八景のうち、平沙落雁に倣ったものである。
わーおっ!
そうなのです、つながったのです。先生がコンサートで聴いたという 「 平沙落雁 」 も、瀟湘八景に題材を求めたものでしょう? 和菓子と七弦琴の調べが、まさかこんな風につながっているだなんて。
小さな小さな砂糖菓子に秘められた物語。夏の宵に古琴に耳を傾けながら、ほろ~りとろける甘さに身をまかせてみたくなりました。
2004年7月5日(月)
本日のお茶菓子は 「 たなばた 」 。ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 でございます。
紅いも風 ( ? ) なしっとり生地が夜空、白あんの寒天がけ ( ? ) が天の川。そして黄色い寒天はもちろん彦星さまと織姫さまでしょう。ちなみに中身は黄身あんでした。ちょっとびっくり。
このメルヘンちっくな小ちゃな和菓子。 「 かわいいなあ、おいしいなあ 」 と愛でていたら、かたわらに座る先輩がボソッとひとこと。
「 これ、茄子かと思っちゃった 」
嗚呼、もう茄子にしか見えない :) 。
茄子でもいいのかな。我が家のお庭の茄子たちは、ちょうど収穫どきですもの。
お茶花追メモ:ムクゲ、緋扇、矢筈ススキ、未央柳。
お稽古追メモ:
「 大津袋 」 の2回目。拝見のときは裂地は縮緬のためお仕立てのみの問答。また拝見に出すとき、返すときはチョキの手で。お茶杓のご銘を 「 かささぎ 」 としたところ、お濃茶なのでもっと格の高い銘がふさわしいとのことで 「 逢瀬 」 とした。ほか 「 おりひめ 」 なども素敵。
2004年7月3日(土)
泉屋博古館 分館の春季展 「 香りと雅の世界 」 に行ってまいりました。
有名人の作に弱いちかぞう。もともと野々村仁清の丹頂鶴香合を写真で見て、実際に観てみたいと思って赴いたのですが、
実際に観てみたら、そのそばにあった宮川香山の孔雀香炉の方がかわいらしかったデス。
部屋に置くんなら断然、孔雀香炉だなあ ( ← ムリムリ ) 。
追メモ:
調べてみたら、宮川香山。明治の初めに輸出用陶磁器をつくるために横浜に移住し、真葛焼の窯を開いたんだそうです。真葛焼という名前は彼の生まれた京都・東山の真葛ケ原にちなむとか。明治9年のフィラデルフィア万博をはじめ、その作品は多くの博覧会で受賞を重ね、なんとかのロイヤルコペンハーゲンにも影響を与えたんですって。私事になりますが、ちかぞうはハマっ子です。知らなかった故郷の歴史を、孔雀ちゃんに教えてもらってしまいました。
2004年6月28日(月)
水無月
( 寿寿喜家 )
今日のお菓子は 『 水無月 』 、ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 さんでございます。
水無月、とは6月のこと。つまり菓子 「 水無月 」 は今月の定番です。京都では和菓子屋さんのみならずスーパーの店頭にも並ぶと聞きましたが、本当だとしたらうらやましい限りデス。
寿寿喜家さんの水無月は、白ういろうに小豆がびっちり敷き詰められて食べ甲斐もばっちり! ( お店によっては小豆のまばらなものや、抹茶や黒砂糖などのういろうと使うところもあるらしいです ) この三角の形は氷室の氷を表し、小豆は悪魔祓いの意味とのこと。
かつて6月1日は 「 氷の節句 」 といわれ、その日に氷室の氷を口にすると夏痩せをしない、と信じられておりました。そこで水無月の朔日 ( ついたち ) 、いにしえの宮中では臣下にも氷が配られたそうですが、庶民にとって夏は氷ならずと水だって貴重な時代です。せめて氷片を真似て、とつくられたのがこの三角形の菓子だった、ということのようです。
また6月30日は 「 夏越祓 ( なごえのはらえ ) 」 という神事が行われる日でもあります。1年のちょうど折り返しということで、半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈るのだとか。京都の神社ではそれぞれ夏越の大祓が行われ、参拝者が茅の輪をくぐったりします。そういえばちかぞうも昨年6月、友人の結婚式で訪れた東京の日枝神社で大きな輪っかをくぐったことを思い出しました。あれも夏越祓だったのですね。ちょっと考えを巡らせば1月15日の小豆粥からお赤飯に至るまで、小豆はおめでたい席に登場する霊験あらたかなおマメさん。夏越祓でも利用されているとのことですから、夏前の悪魔祓いにはピッタリ、ということなのでしょう。
さて。
よーし、水無月を食べてこの夏を乗り切るぞ!
なんて思いつつ、
ビーチに出る前に夏痩せもしたい ・・・
ぶにゅっと弾力のある歯ざわり ( と、自分のお腹! ) に来るべき夏を思いながら、矛盾に満ちた願いに苦しむちかぞうデス。嗚呼、精進精進。
お稽古追メモ:
「 大津袋 」 。茶入を棗 ( 黒 ) で代用する濃茶手前。棗には人数分のお茶を入れ、大津袋に包む。大津袋は紫縮緬 ( ときに白や茶もアリ? ) 。もともと利休さんの奥方、宗恩さんが大津で米を入れる袋を見て 「 これはいいワ 」 と思ったものとか。結び方は右をかけて、あとは横結びになるように。置くときは向こう→手前、取るときは手前→向こう。小間のときには中じまい。
お懐紙は祝儀のときには上を右にずらし ( 左隅を下の懐紙より出し ) 不祝儀のときには上を左にずらして ( 右隅を下の懐紙より出して ) 用いるんだそうです。恥ずかしながら、知りませんでした。ひゃあ!
お茶花追メモ: ムクゲ、未央柳、牡丹唐松草。これとは別に白の山吹の苗を先生よりいただきました。まずは日陰に植え、根付いたら日向へ移すとよいそうです。
2004年6月21日(月)
今日のお菓子は 『 渓流 』 、 ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 さんでございます。
渓流
( 寿寿喜家 )
ああーんっ、なんて爽やかサンなんでしょう!!!
あんの岩肌を洗う寒天の波。そこへひとひら、川原撫子。
かわいい、かわいすぎる。
寿寿喜家さんのすばらしいのは、あんこががっつりおいしいのに、透けて見える流れの底に真っ白なぷにゅぷにゅ牛皮を仕込んだこと。そんなひと手間で、水面がキラキラ光るのです。浮かぶ撫子が映えるのです。
ああーっ、和菓子って、和菓子って美しい!!!
ただこのお菓子、ちょっと食べにくくてですね。先生曰く、
「 この寒天がいかそうめんみたいで食べにくいワ。ホホホ 」
でも、先生がおっしゃるとナゼが品がよく聞こえる。
それは 「 いかそうめん = 酒のつまみ 」 という公式がないからかしら。
こんなお菓子には、雲の峰を描いたようなお皿が似合いそうだぞ、と。
お稽古追メモ:
「 茶筅荘 」 。風炉になってから2度目でしたが、たった半月前の記憶をたどることの難しさよ ・・・ お仕覆の結び目をいつもお客様の方へ向ける、なんて基本ができなかったり。なんだかそれって助六さんが花道の出で傘をクルクル回すときに、傘にワンポイントで入った紋の位置を絶えずお客様の見やすい向きにするのに似ているような気がしなくも、ない。
お茶花追メモ: 牡丹唐松草、東菊、未央柳。牡丹唐松草の青いつぼみはおひたしにしても美味なんですって!
2004年6月14日(月)
今日のお菓子は 『 落とし文 』 。ご製は横浜の 「 寿寿喜家 」 さんでございます。
落とし文
( 寿寿喜家 )
「 落とし文 」 という名の謂れは、とある甲虫 ( 『 ファーブル昆虫記』 にも登場! その名もオトシブミ! ) がこの季節に葉に卵を産みつけて包み込み、枝を噛み切って地面に落としてゆくさまが 「 落とし文 」 に似ているからとか。 「 落とし文 」 というのは、直接手渡すのがはばかられるような手紙 ―― 恋文、密告、政治批判 ―― のことだそうで、確かに古のお手紙が巻紙だったことも考え合わせると、通人 ( ? ) が 「 似ている! コレだ! 」 と思ったとしても不思議ではないでしょう。
それにしても、ラブレターと思えば浪漫ちっくだけれど 「 虫のタマゴ 」 と思うと ・・・
「 結構、グロいですよねえ 」
と、先生方と盛り上がってしまいました :) 。
ちなみにお菓子で模った葉の上の白い粒は 「 露 」 です! 決して 「 タマゴ 」 ではありませんので、悪しからず。
お稽古追メモ:
「 濃茶付き花月 」 。お濃茶を一服、お薄を三服。一服目のお濃茶は最初に 「 月 」 を引いた人が立てる。お薄の一服目はお濃茶がこってりとついたお茶碗をすすぎ、二服目はお茶入れとお棗を置き換え、三服目が仕舞い花。席入りと退席、正客は9歩となるのがえらいムズカシイ。
お茶花追メモ: 額紫陽花、矢筈ススキ、京鹿子、未央柳、琉球月見。
2004年6月7日(月)
ちかぞうは月曜日、カルチャースクールでお茶 ( 裏千家 ) のお稽古をしています。これから週明けには、そんなお話をつらつらしたためてゆこうかと。
毎週、お稽古の前にお菓子やさんがその日のお茶菓子を持ってきてくださるのですが、本日のお菓子は 『 川開き 』 。ご製はいつもお世話になっております横浜の 「 寿寿喜家 ( すずきや ) 」 さんでございます。
川開き
( 寿寿喜家 )
( 魚籠のなかで鮎がビクビク? ・・・・・・ コレ、お茶席で思いついたのですけれども、どうしても言えなくって。ごめんなさい )
しっとり白あんに黄身仕立てのお菓子をいただきながら、涼しげな苔清水を思うもよし、塩焼きでキューッと一献を思うもよし。ちかぞうは言うまでもなく後者ですが :) 6月はじめのお稽古にぴったりのお茶菓子でございました。
さて、そして今日はもうひとつ、忘れたくないことが ・・・ 先生がとって~も素敵なことをおっしゃっていたのです。
「 安南の茶碗は、梅雨のごちそうなんですよ 」
安南の茶碗、というのはベトナムの方で焼かれる 「 安南焼 」 のこと。そのぼーっとした景色がなんともいえない魅力なのですが、それを雨に煙る風景にかけて 「 ごちそう 」 としちゃうあたりが、身震いしちゃうくらいに素敵! 嗚呼、ビバ、ビバわびさび!
これからも、ちかぞうの七転八倒お茶週記にお付き合いいただけたら、うれしいです。
お稽古追メモ:
「 茶筅荘 ( ちゃせんかざり ) 」 。荘付けは茶碗荘や茶杓荘と同じだけれど、お水指や炉縁などに由緒のある場合で、前席の床にはお軸のほかに何も荘らない。茶筅荘なのに茶筅に由緒があるワケではないのは、どうしてなのでしょう。
お茶花追メモ: 斑入り山紫陽花、矢筈ススキ、京鹿子。
Recent Comments